この記事は、エックスサーバーへファイル転送(SFTP利用)するためのWinSCP設定について説明したものです。
先に概要を述べます。
まず、ファイル転送ソフトWinSCPがインストールされていない場合はインストールします。
その後、WinSCPの設定を行いますが、そのとき必要になるものはサーバーアカウント情報の「サーバーID」「サーバーパスワード」「サーバー番号」、そして、エックスサーバーのサーバーパネルで生成した「秘密鍵」「パスフレーズ」です。
サーバーアカウント情報は、契約時にエックスサーバーから送られてきているはずです。
秘密鍵をまだ持っていない人は、以下の記事などを参考にして秘密鍵を生成して下さい。

私はフロントエンドエンジニアとして、ウェブサイト作成に5年ほど携わっていました。
業務ではWinSCPでファイル転送を行なうことはありませんでしたが、大学や研究機関においては、WinSCPでファイル転送されている場面を良く見かけます。
そのため、一般的なファイル転送手法かなと思い、今回の記事作成に至りました。
ファイル転送(SFTP利用)するためのWinSCP設定
WinSCPのインストール
WinSCPの標準的なインストール方法を簡単に記載しますが、各自の責任のもと注意して行なって下さい。
WinSCPオフィシャルサイト(https://winscp.net/eng/download.php)の「DOWNLOAD WINSCP (バージョン番号)」をクリックして、WinSCPをダウンロードします。

ダウンロードしたexeファイルをクリックしてインストールを開始します。
「許諾」をクリックします。

「標準的なインストール」を選択し、「次へ」をクリックします。

「コマンダー」を選択し、「次へ」をクリックします。

「インストール」をクリックします。

「スタートページを開く」のチェックを外し、「完了」をクリックします。

「スタートページを開く」のチェックを付けたまま「完了」をクリックしても大丈夫です。
ウェブページが開くだけなので、閉じてください。
これでインストールは完了です。
WinSCPの設定
インストール直後は、以下のようなログイン画面が開いていると思います。
1から5へ、以下のように選択・入力をして下さい。
- 「SFTP」を選択
- サーバーアカウント情報の「サーバー番号」を入力
- 「10022」を入力
- サーバーアカウント情報の「サーバーID」を入力
- サーバーアカウント情報の「サーバーパスワード」を入力

入力後「設定」をクリックします。
左側にある「認証」をクリックします。

「秘密鍵」の欄の右側にある「.」が三つ並んだ箇所をクリックします。

エクスプローラーが開くので、エックスサーバーのサーバーパネルで作成した秘密鍵を設定し「OK」をクリックします。

「OK」をクリックするとログイン画面に戻りますが、ここで、今行った設定を保存しましょう。
「保存」をクリックします。

「OK」をクリックします。

正しく設定できたか確認するため、サーバーにログインしてみます。
「ログイン」をクリックします。

以下のような警告が出ますが、「はい」をクリックします。

パスフレーズを入力し、「OK」をクリックします。

左側に自分のPCのフォルダ、右側にエックスサーバーのフォルダが開いていれば、正しく設定されています。
もしサーバーに接続できなければ、設定を見直しましょう。
「サーバーアカウント情報」を使うべきなのに「ユーザーアカウント情報」を間違えて使っていたりしないでしょうか?
確認してみて下さい。
設定は以上になります。
おわりに
エックスサーバーへファイル転送(SFTP利用)するためのWinSCP設定が完了しました。
ワードプレスのドメイン変更など、ちょっとつっこんだ使い方をするときに役立つと思います。
では。
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