この記事では、QGISでシェープファイルを読み込む方法について説明します。
先に概要です。
まず、読み込むシェープファイルを国土数値情報のサイトからダウンロードします。
ダウンロードしたシェープファイルを、QGISのレイヤーパネルにドラッグ&ドロップすれば、読み込み完了です。

シェープファイルを読み込む方法は、いくつかあります。
今回紹介する方法(ドラッグ&ドロップ)は、一番手っ取り早いかなと思い採用しました。
一応、現在使用しているQGISのバージョンを記載しておきます。
バージョンが異なると、表示も若干異なる場合があるからです。
- QGIS 3.4.8 LTR
まず、シェープファイルについて
シェープファイルを簡単に説明すると、図形(例えば、市町村)とその図形に紐づく情報(例えば、人口)がセットになったデータのことです。
図形に紐づく情報は「属性情報」と呼ばれたりします。
シェープファイルのダウンロード
今回は、茨城県のシェープファイルをダウンロードします。
属性情報としては、市町村名などが含まれています。
国土数値情報のサイトにアクセスします。
「茨城」をチェックし「次へ」をクリックします。

平成27年(国勢調査が実施された年)のファイルをチェックし「次へ」をクリックします。
平成27年を選択した理由は、国勢調査のデータと関連付けやすいかなと思ったからです。
ただし、この記事で国勢調査のデータを扱う訳ではありません。

アンケート(必須の問1,2)に記入し「回答する」をクリックします。
各自の状況に応じた回答を記入下さい。


記載事項に目を通した上で「はい」をクリックします。

「ダウンロード」をクリックします。

これでダウンロードは完了です。
ただし、ダウンロードしたファイルは圧縮されているので、解凍しておいて下さい。
解凍されたフォルダには、以下のように複数のファイルがあると思います。

どれがシェープファイルでしょうか?
実は、シェープファイルはセットで構成されています。
だから、上記のセットがシェープファイルとなります。
シェープファイルの読み込み
QGISを起動します。
シェープファイルの中の「.shp」で終わっているファイルを、QGISのレイヤーパネル(下図の赤枠)にドラッグ&ドロップします。


そうすると、市町村で区分けされた茨城県が表示されるはずです。

これで読み込みは完了です。
もし保存するなら、左上にある「プロジェクトの保存」をクリックして保存しておきましょう。

おわりに
お疲れさまでした。
シェープファイルの読み込みよりも、ダウンロードの方が大変だったかも知れませんね。
では。
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コメント
[…] 先に概要です。QGISを起動し、前回の記事でダウンロードしたシェープファイルを読み込みます。色分けはレイヤプロパティの「シンボロジー」で、ラベル付けはレイヤプロパティの「ラベル」で行えます。以降では、茨城県の市町村を色分けし、ポリゴンに市町村名を付ける作業を通して、色分け・ラベル付け方法を説明します。 […]
[…] CSVファイルを読み込む方法は、他にもあります。シェープファイル読み込みの記事と同様に、一番手っ取り早いかなと思いドラッグ&ドロップを採用しました。 […]
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