この記事では、CSVデータをシェープファイルに結合する方法について説明します。
先に概要です。
まず、シェープファイルとCSVファイルをQGISに読み込みます。
シェープファイルのレイヤプロパティの「結合」画面で、プラス記号で表された「新しい結合の追加」をクリックします。
そこでの「結合フィールド」と「ターゲットフィールド」の指定により、CSVデータはシェープファイルに結合されます。

データを結合できるようになると、例えば、数値(人口など)に応じた色分けができます。
楽しいですよ!
一応、現在使用しているQGISのバージョンを記載しておきます。
バージョンが異なると、表示や操作も若干異なる場合があるからです。
- QGIS 3.4.8 LTR
CSVデータをシェープファイルに結合する
これまでに使ったシェープファイル(茨城県)とCSVデータ(茨城県の将来推計人口)をQGISに読み込みます。
もしシェープファイルが無ければ、こちらを参考にダウンロードして下さい。
CSVデータは少しアップデートしたので、こちらから改めてダウンロードして下さい。
アップデートしたCSVデータは、結合に使う「コード」列のデータ全てに対し、先頭に’0’を付与してあります。
そうしないと、シェープファイルと結合できないからです。
レイヤーパネルに表示されているシェープファイル名をダブルクリックします。

「結合」をクリックし、プラス記号で表された「新しい結合の追加」をクリックします。

「結合フィールド」は「コード」、「ターゲットフィールド」は「N03_007」にし「OK」をクリックします。

「OK」をクリックします。

これで結合されました。
正しく結合されたかどうか、確認しましょう。
レイヤーパネルに表示されているシェープファイル名にカーソルをのせて右クリックし、「属性テーブルを開く」をクリックします。

下図のように、7列目以降にデータがあれば、正しく結合されているはずです。

おわりに
今回のデータは保存(プロジェクトの保存)をしておいて下さい。
次回このデータを使い、結合したデータに基づくポリゴンの色分けをやろうと思います。
では。
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コメント
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