この記事では、2019年10月の星空情報をお伝えします。
記事の概要です。
- 流れ星を目にすることができるかも知れません。
- レアな一等星(フォーマルハウト)を見つけましょう。
月の様子です。
- 09/29 〇(新月)
- 10/14 ●(満月)
- 10/28 〇(新月)
流れ星を目にすることができるかも
今月、流れ星を目にすることができるかも知れません。
それは、ある流星群が今月の下旬に極大になるのですが、その頃は観測条件が良さそうだからです。
極大になる流星群は、オリオン座流星群です。
とても有名な星座なので「オリオン座」は耳にされたことがありますよね。
観測条件が良いというのは、冒頭に掲げたように、下旬には月が新月に向かっていくので空が暗いからです。
実は、他にも2つの流星群(10月りゅう座流星群・おうし座南流星群)が極大になるようです。しかし、観測条件が良くなかったり、極大日がはっきりしなかったりします。
では、オリオン座流星群の見つけ方です。
期間は、10月20日から24日くらい、時間帯は未明ですね。
ちょうど22日は祝日なので早起きするのも良いかも知れません。
方角は、空が暗ければ、どの方角でも良いです。
頻度は、1時間に5個程度です。
レアな一等星を見つけましょう
レアな一等星とは、みなみのうお座にある「フォーマルハウト」のことです。
どうしてレアかと言うと、秋の星座の唯一の一等星だからです。
隣の季節には、夏の大三角や冬のダイヤモンドを構成する星々が夜空に輝いています。
それをイメージすると、レアさを少し感じていただけるかなと。
また、ヨーロッパ北部では、フォーマルハウトは日本よりもレアさが増します。
それは、ヨーロッパ北部では南の地平線すれすれの所で輝いている天体だからです。
だから、なかなか目にすることができません。
Wikipediaによると、南国への憧れを誘う星とされているとのことです。
もしヨーロッパ北部の方が身近にいらっしゃったら、ぜひ教えてあげて下さい。
そして、一緒に見つけてみましょう。
では、フォーマルハウトの見つけ方です。
まず、秋の四辺形を見つけましょう。
秋の四辺形の見つけ方は先月の記事にも書きました。
ただ、1ヶ月経っているので、9月に比べると西に移動しています。
そのため、9月の20時頃の天頂(真上)付近には夏の大三角があったと思いますが、10月の20時頃の天頂付近は、夏の大三角と秋の四辺形の間くらいになっているはずです。
秋の四辺形が見つかったら、西側の辺に沿って視線を南に落として下さい。
そうすると、南の空の低いところで、明るく輝く天体を見つけることができると思います。
それがフォーマルハウトです。
おわりに
10月の星空、ぜひご覧ください!
では。
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