この記事では、2019年11月の星空情報をお伝えします。
記事の概要です。
- 秋の四辺形を目印に、二等星と星座を見つけましょう。
- 二等星: くじら座のデネブカイトス
- 星座: カシオペヤ座
月の様子です。
- 10/28 〇(新月)
- 11/12 ●(満月)
- 11/27 〇(新月)
デネブカイトスの見つけ方
先月の記事では、秋の四辺形の西側の辺に沿って視線を南に落とすと、フォーマルハウトが見つかることをお伝えしました。
デネブカイトスに関しては、東側の辺を使います。
まず、今月の19-21時に夜空を見上げると、天頂付近に秋の四辺形を見つけることができます。
見つかったら、秋の四辺形の東側の辺に沿って視線を南に落として下さい。
そうすると、南の空の低いところにやや明るい星を見つけられると思います。
それが、デネブカイトスです。
デネブカイトスは二等星なので、一等星のフォーマルハウトよりは暗いです。
デネブカイトスは「くじらの尾」という意味で、くじら座の尾の部分に位置している二等星です。
ただ、くじらと言っても、お化けくじらなので、星座絵は怖いイメージになっていると思います。
また、このくじら座には有名な変光星「ミラ」も含まれています。
ミラは、今月極大になるようです。
デネブカイトスが見つかったら、東の方に視線を動かしてみて下さい。
赤っぽい星を見つけられたら、それがミラかも知れません。
カシオペヤ座の見つけ方
カシオペヤ座は有名なのですぐに見つけられるかも知れませんね。
W(もしくは M)の形に星が並んだ星座です。
見つけ方はデネブカイトスと同様に秋の四辺形の東の辺を使います。
まず、19-21時に天頂付近の秋の四辺形を見つけます。
見つけたら、秋の四辺形の東側の辺に沿って視線を北に移動させて下さい。
そうすると、W(もしくは M)の形に星が並んだカシオペヤ座が見つかると思います。
このカシオペヤ座は北極星を見つけるために使われます。
まず、カシオペヤ座の両端を延長させ、交点を作ります。
その交点から、カシオペヤ座の真ん中の星に向かって視線を移動させて行くと、その延長上に北極星が見つかります。
図も作成したので参考にして下さい。

このカシオペヤ座もデネブカイトスを含むくじら座も、それらにまつわる神話は興味深いです。
機会があればブログに記載しようと思います。
おわりに
11月の星空、ぜひご覧ください!
では。
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